岡山市北区下中野の歯医者・歯科/ちゅうりっぷ歯科

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2026/10/30

【院長コラム】ガチャガチャか、シール3枚か。小さな患者さんの「選ぶ」時間

ちゅうりっぷ歯科では、治療が終わったお子さんに、最後にガチャガチャを1回まわしてもらっています。
「よくできたね」のごほうびです。

カプセルがくるくる転がり落ちてくるあいだ、
さっきまで泣いていた子も、じっと見つめています。
(この瞬間の顔が、僕はけっこう好きです)


■5回目、10回目は「くじ」の日

来院5回目、10回目といった区切りの日には、
いつもと少し違う、自分で選べるくじを用意しています。

それでも「ガチャガチャがいい!」という子もいます。
その時は、どちらにするか自分で選んでもらっています。


■新しく「シール3枚」が仲間入り

このたび、ガチャガチャの代わりに
「シールを3枚選ぶ」こともできるようにしました。

最近、子どもたちの間で、ぷっくりしたシールが流行っているそうです。
缶のふたを開けると、キラキラ、ぷくぷくのシールがぎっしり。

始めてみたら、これがなかなかの好評です。
缶をのぞきこんで、真剣な顔で3枚を選んでいます。
■実は、診療中も「選んで」もらっています

選んでもらうのは、ごほうびだけではありません。

歯みがきの練習では、歯ブラシを青・ピンク・白の3色の中から。
フッ素を塗るときは、ブドウ味かリンゴ味か。

「どれにする?」と聞くと、子どもたちは真剣に悩んでくれます。

ここだけの話ですが、これにはちょっとした仕掛けがあります。
「青とピンクと白、どれにする?」と聞かれた時点で、
「歯みがきをしない」という選択肢は、いつの間にか消えているんです。

研修医時代に教わった、ちょっと高度な心理テクニックです。

保護者の方も、おうちでぜひ使ってみてください。
たとえば、フッ素入りの歯みがき粉やジェルを、味ちがいで2〜3種類置いておく。
「今日はどれにする?」と聞けば、歯みがきは「するかしないか」ではなく「どの味にするか」の時間に変わります。
歯ブラシを2本用意して、色を選んでもらうのもおすすめです。


■「選ぶ」ことも、がんばった時間の一部

もちろん、ただのテクニックというだけではありません。

自分で選ぶというのは、子どもにとって小さな「自分で決めた」経験です。
治療中は、どうしても大人のペースで進む時間が多くなります。
だからこそ、選べるところは、できるだけ自分で選んでほしいと思っています。

歯医者さんは、がんばる場所。
でも、帰るときには「また来てもいいかな」と思ってもらえたら、うれしいです。




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